- 本厚木ピアノ教室講師が、独断と偏見でお送りする -
ピアノ 初心者講座
No.016 〜 毎日ほんの少しずつでいいので 〜
継続は力なり
さて、ピアノ初心者講座16回目のお題は、「継続は力なり」という、なんとも原点に戻ったお題です。
そう、この講座、初心者講座と名打っておきながら、たまにマニアックな話題になってしまっているというご指摘もあり、こんな原点的なお題を選んでみた次第です。
わたしがこの言葉に出会ったのは、中学生の時でした。この言葉を生徒に口すっぱく伝えていた英語の先生がいらっしゃったわけす。
しかしながら、当時のわたしはそりゃそうだろうけど、、、と思いつつも、なかなか毎日やるという境地には自力ではたどり着けなかった(汗)
結局、学習塾に通うようになったことで、自発的では無いもののそれまで以上に英語に取り組む時間ができたせいで、結果的に成績は上がりましたが←(余談ですね、、)
そう考えると、ピアノも英語もまったく同じことが言えます。毎日20分でもいいので、毎日取り組むことが上達への近道です。しかしながら、「英語」と「ピアノ」というと、どうしても英語は勉強。ピアノは才能という風に、別の捉え方をしがちな傾向が見受けられます。ピアノを始めて習う生徒さんの中には、ある程度弾けるようになるには、最低10年くらいはかかりますか? などという質問をされる生徒さんもいらっしゃるくらいです。
一体誰がそのようなことを言いふらしているのでしょうね。。きっとどこかで話が一人歩きしているのだと思います。
仮に10年間それなりに練習したとしたら、そりゃぁもうかなりの演奏家になっているとわたしは思います。
そう考えると、ピアノを弾くという行為は、誰にでも手に入るものですし、ある程度継続して練習できれば、そんなに難しいものではありません。
ただ一方で、厳しい現実もあります。上記の説明とおり、やれば誰にでも出来ること、であると同時に、やらなければ出来ないものでもある訳です。当たり前なのですが、以外と気づけないこともあるようです。それは結局、ピアノ=才能やセンス といった捉え方がきっとそうさせるのだと思います。
わたしにはピアノを弾く才能は無かった。とはよく聞きますが、
わたしには英単語を覚える才能が無かった。とはあまり言いませんもんね。
つまり、ピアノの上達に関して言えば、才能が無いので弾けない。のではなく、ただ練習量や練習方法が、悪いので弾けないだけなのですね。
これは、とっても厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、逆に言えば、やれば弾ける訳ですから、ある意味とってもシンプルなことです。だって、単純に考えてみたら、ただの指の運動ですよ 笑
わたしは、音楽と深く向き合えば向き合うほど、このような考え方になっていきました。小学校の頃はこんな風には考えてはいなかったですね。たたなんとなく練習し、なんとなく弾けたり弾けなかったり。自分を客観的に捉えることを、ある意味で恐れていたのかもしれませんし、はたまた、今現在の自分がある意味自信を持っているのか、真意は分かりませんが、音楽って、以外と現実的であり、以外と体育系な分野のような気がします。
ほとんどの場合、練習量がそのまま演奏のうまさに比例するだけなのですね。
なので、現在何かの曲に取り組んでいて、うまく弾けなくて辛い方などいたら、このような考え方をとってみることで、冷静に上達への道を導きだせるカモしれませんよ〜 毎日ほんの少しずつでいいので、是非継続して練習してみて下さい。